リースクデール牧師館のオープンハウス

ルーシーモードモンゴメリが、PEI でユーアンと結婚後の1911 年から1926 年にかけて住んだオンタリオ州リースクデールの村にある牧師館についてのニュースです。

現在この牧師館は、ウックスブリッジの町が所有しており、モンゴメリ記念館にすべく寄付集め運動を行っていますが、1995年11月末、ここを借りていた家族が引越していったのを機に、12月3日と10日の日曜日、本邦初の「リースクデール牧師館オープンハウス」が行われました。

モードが家族とともに暮らした部屋を実際に見られるというのですから、何はさておき友人とともに出掛けてみました。10日の日曜日は雪が降っていて、あいにくのお天気でしたが、着いてみると牧師館の前には何台もの車が既に駐車されていて、モンゴメリ ファンは自分達だけではないと実感。

牧師館の玄関をはいってすぐ左手のパーラーに入ると、モードに関する資料などが展示されており、キッチンも見渡せます。地元の方がすぐに珈琲と手作りクッキーを持ってきてくださって、おなかがあったまった頃、ウックスブリッジ スコット博物館長のAlan McGillivay 氏が内部を案内してくださいました。

1階のキッチンにあるドアを開けると地下室への階段が残っています。モードのお手伝いをしていた Elsie Davidson が以前 McGillivay 氏に話したところによると「階段横の戸棚にクッキージャーを置くと、チェスター(モードの長男)が空になるまで食べたけど、階段下のほうに置くと、面倒くさがりのチェスターは取りに降りて行くことはなかった」とか。Elsie は今や90歳を越える高齢にも関わらず、当時のことをよく覚えておられるそうです。モードの残した写真やジャーナルが、この牧師館を「モンゴメリ記念館」に修復する際にとても役立つとMcGillivay 氏。モード自身もこの牧師館が、当時の面影を整えてよみがえることを願っているに違いありません。

2階の寝室では、今は家具も何もないこの部屋でモードが3人の男の子を出産したことを思い、彼女の人生の一瞬一瞬が刻まれている牧師館がリースクデールの小さな村に存在していることをあらためて貴重だと思いました。友人と私は、この牧師館が、モンゴメリ記念館になることを切に願って、ちょっとだけですが、寄付をさせてもらいました。

日本のモンゴメリファンのみなさまに少しでも御協力願えれば、ウックスブリッジの町の人々も喜ぶことと思います。ご興味のある方、よろしくお願いいたします。

(上記文章は、「Buttercups通信」1996年第107号に掲載されたものです。)

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