日本のモンゴメリファンクラブ「バターカップス」
リースクデイル牧師館修復費基金へ1400ドルの寄付

 真夏の太陽がまぶしい7月24日、日本から12名の女性がオンタリオ州のリースクデイル村を訪れ、L.M. モンゴメリの暮らした牧師館修復費用として1400ドルをモンゴメリ委員会に贈った。
 

リースクデイル村は、モンゴメリが1911年からおよそ15年間暮らした土地として知られつつある。彼女が牧師の夫とふたりの息子とともに住んだ牧師館は、1997年にはカナダ国家史跡の認定を受けたが、国からの援助金は未だ入ってこない状況だ。そのため牧師館を所有するアックスブリッジの町では、将来の一般公開へ向けて修復基金を募っている最中である。有志がモンゴメリ委員会を発足させて、5年程前から基金運動を続けている。
 

12名は、日本最大のモンゴメリファンクラブ「バターカップス」のメンバー。現在会員数は日本全国に160名ほど。作家モンゴメリの作品をこよなく愛し、彼女の思い出を残す文化財保護に協力を惜しまぬグループである。プリンスエドワード島のモンゴメリが教鞭をとった小学校の建物修復への多大な寄付、また、二年前のグリーンゲイブルズの火事の際には見舞金も送っている。
 

1995年にリースクデイルを訪れたメンバーふたりが牧師館修復運動を進めているウィルダ クラーク夫人と知り合ったことから、夫人の力になれないものかとグループ内で寄付金を集め、1997年には1200ドルを送った。そして今回は、代表者12名が、1400ドルの小切手とともに日本のアン関連書籍などのプレゼントを持って村を表敬訪問した。
 

当日、モンゴメリの夫が務めたリースクデイル長老派教会にてメンバーを迎える会が開かれた。アックスブリッジのオコーナー町長、モンゴメリを知るエルシー デイヴィッドソン夫人(95歳)や地元新聞記者をはじめ、多くの方が列席した。オコーナー町長は、遠い日本からの度重なる援助に感激を隠せない様子で感謝のスピーチをおこなった。また、地元の人達は、カナダの文化財保護に日本のモンゴメリファンが協力していることを喜び、モンゴメリのレセピをもとに作った各種のデザートをはじめスコーンやサンドイッチなど、ヴィクトリア朝の豪華なお茶でもてなした。
 

お茶の後、メンバーは特別に開館された牧師館を訪れ、モンゴメリ愛用のドレスや彼女の手縫いの子ども服などゆかりの品を見たり、近郊の博物館やモンゴメリの作品を基に制作された番組「アヴォンリーへの道」の撮影場所を訪ねるなど、村での一日を楽しんだ。 

(1999年7月25日 記)

Yukazine

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