テンプル・グランディン

January 30, 2010

かの有名なテンプル・グランディン博士(http://www.templegrandin.com/)の人生を描いた番組が放映されるもよう。グランディン博士に関しては詳細はウィキペディアにゆずるとして、いわゆるアスペルガー症を持ちながら動物学者として成功した女性として知られている。彼女の著作も幾つか和訳出版されているようだ。

一言でアスペルガーといっても個々人でかなり異なる症状を示す。大まかには、他者とのコミュニケーションが取りにくい(相手の意図や場の空気が読めない)、アイコンタクトがとれない、自分の関心事には異常にこだわる、ユーモアが解釈できない、整理整頓が苦手、高い知能や理解力などの特徴を示すと言われている。が、それはあくまでも表面的なもの。

私の知るアスピー(アスペルガー症を持つ人)のA氏は言語能力が非常に高く、また理論的なので自論を曲げない性向がある。A氏にはA論があるので、こちらの考え(ゆか論)を主張して説き伏せるのは、まず到底無理である。結局こちらが根負けしてしまうことが多い。ところが、言い方をかえるとコロリと容易に同意してくれることが間々あるのだ。いつもそれを不思議に感じていたのだが、今日、グランディン博士のサイトをつらつら読んでいて「そうだ!これこれ!」っと、思わず膝をたたいてしまった箇所があった。

“The Asperger individual who is a verbal logic thinker uses verbal categories. For example, Dr. Minshew had an Asperger patient who had a bad side effect with a medication. Explaining the science of why he should try a different medication was useless. However, he became willing to try a new medication after he was simply told, the pink pills made you sick and I want you to try the blue pills. He agreed to try the blue pills.” (from www.grandin.com)

ある薬の副作用で困っていたアスピー患者に対して、医者が、別の薬の効用を科学的に説き、その薬に変更しようと勧めたが、功をそうさなかった。患者は納得しなかったのだ。ところが、医者が「ピンクの薬で副作用がでたんだから、次はブルーのにするか」と言ったら、患者は同意したというのである。

グランディン博士のサイトをもっと読んでみようっと。

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